特攻上等！

いらっしゃいお客さん！ウチは晴国英田！千光院晴国って呼ぶ奴も居るけど(主に十把一絡げの一〇八柱共)、英田って名前は父様と母様がウチにくれた名前だから、本名の方で呼んでくれよな。今日は「おちょお夫人のゲーム部屋」の管理人・おちょお夫人様・・・ウチのお祖母様から、「なりきりバトン」をもらったから、ウチが日記を書くことになったんだ。でも管理人の日常なんて知りたかないだろ？だから今日はウチの父様と母様のことを・・・

「はい、そこまで～。や、Nice to meet you!お嬢さん方。そしてI love you!息子さん方。眠れぬ夜の恋人、一色賢文聖です。」


！！！！てめぇ！この金色油虫！どっから湧いて出やがった！


「お前さんの暴走を見越した俺の愛しのお義父様から、お目付け役を言い付かってきたんだよ。」


誰がてめぇの愛しのお義父様だ！てめぇは死んでも父様の事語るな！


「いや、もう死んでるし？さあ、バトンの概要をさくっと書いておこうか」



＜「なりきりバトン」ルール＞
■ 必ず何かのキャラになりきって日記等の更新をしてください。
■ ロール、カッコ内は普通で良いですが、細部までキャラの口調を再現してください。
■ 最後に必ず回すヒトのキャラ指定をすること！
■ 誰かの悪口などは書かないこと。
■ 必ず五人以上に回すこと！！！



「ほら、早速お前さん、人の悪口言ってるじゃないか。人を傷つけるような事ばっかり言ってるとブスになるぜ？俺みたいに四六時中愛を囁いてればいいのに」


てめぇが勝手に出てきて仕切るからだろ！つうかてめぇみたいにビラ配るみたく見境無く告白してる奴にそんな事言われたかねぇんだよ！もういい！ウチはきちんと仕事するから、帰れよ！


うっし、奥義コンボであいつ沈めたからもう大丈夫だな。管理人の学校は今日新入生歓迎祭をやってたんだって。そのおかげで午後の授業は全部潰れたらしくて、管理人としてはそっちの方が重用だったみたいだな。あとはうだうだしてた！以上終わり！ウチの話な！ウチは今日、父様と一緒に花を摘みに出かけたんだ。ウチの娘の鏡野は連れてかなかった。あいつ、花畑に行くとすぐ妖精とか言い出すし。で・・・


「ああ、お義父様の予想大当たり。お祖母様からの直接指名の手前、俺はてっきり真面目にやるのかと思ってたが・・・正確な予想は愛情のなせる業だな」


てめぇ帰れっつっただろ！男でもオカマでも引っ掛けてどっか消えろ！


「そう邪険に扱うなよ。俺が嫌いなのは構わないけど、人前で露骨に嫌悪感を示すのは下品だろう？俺自身に愛情を持つ必要は無いけど、ポーズでいいから鏡野の父親としての俺には愛情を持って欲しいね」


そうやって人前でだけは常識ぶるとこがムカつくんだよこの歩く非常識が！お前に言われなくたって、仕事ぐらいちゃんとやる！えーと、新入生歓迎祭では色んな出し物やってたんだけど、そこでやってたヒーローショーがすごく面白かったらしいぜ！衣装は手作り、音響も声優も役者も生徒がやってたんだけど、本当によく出来てたんだって。いい物を作りたいって思う人のエネルギーってすごいよな。

「図書館で詩集も借りたんだってな。銀紙の通う学校の図書館は小説が少ないんだけど、詩集は結構充実してたらしい。三年目になって気付いたなんて、遅すぎだな。身近な人間の魅力は余さず見つけて愛でなきゃだめだろうに」


黙ってろって言ってんだろ！あああ！もう言うことなくなっちまったじゃねぇか！こんの邪魔虫！金色油虫！


「わかったわかった。じゃあ一足先にお義父様のとこに帰ってお前さんの頑張りとか、ゆっくりお話しとくさ」


ふざけんな！


「そうそう、最後に皆さんにご挨拶、忘れずにな。じゃあ俺は一足お先に。今日はご来訪ありがとうございました、お嬢さん方。素敵な夢が見れますように」


てめぇが出てきた時点で悪夢見る確立大だろ。


それじゃあお客様、最後までお付き合いくださりありがとうございました！お祖母様、バトンをどうもありがとうございました！そして、変な奴が出てきてしまってほんっとうにごめんなさい！じゃ、ウチはこの辺で失礼します！