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銀紙の俺屍サイトです。だらだらグダグダ気まぐれ更新。
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先週、広島県の帝釈峡という所に父・妹と三人でドライブに行って来ました(母は仕事で不参加)。3/4という人数構成が我が家的にはすごく珍しい感じ。

私は父から聞かされるまでこの23年間全く知らなかった場所なのですが、巷では結構な観光名所らしく、職場の人は全員知ってました。私が行った時は青々としたもみじが灰青色の岩肌とコントラストを成していて、それはそれでとても綺麗だったのですが、秋になると紅葉が見ものだそうです。しかし帝釈”峡”というだけあって、川の水が長い時間をかけて岩をくり貫いて出来た天然の岩の橋や10メートルもある石柱など、季節を問わずいい景色が広がってるので(冬は寒そうですが)、皆さんも中国地方にお越しの際は是非。

最近自分の中で活字熱が高まっており、衝動的にさくらももこさんの「またたび」と江戸川乱歩御大の「黒蜥蜴」を買いました。
私は読書にしろ運動にしろ、とにかく体力と持久力がないので、本を選ぶ時は、ジャンルならさくさくと段落ごとに区切ってあるエッセイ、作家ならとにかく平易な文章・・・というので選びがちです。さくらももこさんのエッセイは読みやすくて、親しみがあって面白いので昔から大好き。この「またたび」というのは紀行文なのですが、この種の本を読んで行った気持ちに浸るのが貧乏で出不精な私の楽しみの一つでもあるのでした。

「黒蜥蜴」の方は田島昭宇の表紙に惹かれて衝動買い・・・あれだけジャンプ漫画家×純文学コラボを心の中で馬鹿にしていたと言うのにまんまと引っかかってしまいましたよおかあさん。
江戸川乱歩は「孤島の鬼」を友達に借りて読んだっきりでしたが・・・某様の日記に感想文が書かれているのを拝読して、「私も読んだ事ありますーーーー!!!!」と叫びだしたい気分でした。賢文聖の愛読書のイメージ。あれ、でもホモなのにホモが報われない話を愛読してどうするんだろうあいつ。そんなんだから片恋ばかりする羽目になるんだと思います。
文学談義からすっかり下世話な話になりましたが、「黒蜥蜴」、すごく面白かったです。有名な話なのでもっと長いのだろうと想像していたのですが、かなり短くて、二時間くらいで読了してしまいました。
明智探偵と黒蜥蜴駆け引きの巧みさもさることながら、黒蜥蜴のキャラが自分的にすごく好みでどうしようかと思いました(別にどうもしません)。あんな余裕綽々のマダムなのに一人称”僕”って可愛すぎる。思想が大人、というか老成した悪人のそれなのに、喋り方がちょっと子供っぽいというギャップにやられてしまいました。
文章全体の雰囲気はなんとなく有栖川有栖に似てるかなって・・・浅ーーーーーい感想ですが;
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